「……へぇ、慎也と小野田のデート先が猫カフェって………
なんか意外。」
物珍しそうな顔で、どうせお前の趣味だろとでも言いたげに私を見てくる上原。
どこか不機嫌そうに見えるけど、気のせいだろう。
「デートかぁ……明里も慎也とデートしたい。どこかに遊びに行くんでしょう?」
そ、そんな可愛いこと言われたら絶対行っちゃうよね……!
本当にこの子は将来小悪魔になりそうな予感。
「そうだぞ。
それでこの2人は猫と戯れてたんだって。
俺はモカに嫌われてるから絶対猫カフェの猫にも嫌われそうな気がする。」
そう明るい声で上原は言った後、
「モカ、おいで!」と手を差し出すが猫は反応しない。
と、思ったら………
上原の方を見て、今度はシャーッと威嚇を始めた。
「ほらぁ!
モカは人懐っこいはずなのに、俺にだけこうも怖いんだよな。」
上原はなんでだろうと本気で考え込んでるけど、猫には表を演じてる上原のことがわかるのかもしれない。
だから警戒してるのかも。



