人気者の上原はいつも不機嫌




「俺はやってるつもりなんだけどなぁ。
とりあえず今はご飯食べようぜ!」


そんなお母さんに対し、さらりと流して話を変える上原。


お母さんは大きくため息をついた後、私と須藤くんに視線を向けた。


「ごめんね、こんなバカと仲良くしてくれて………。


小野田さん、だっけ?
海斗から話聞いてます。


良かったら今日ご飯食べて帰って?
こんなのお礼にもならないけど………


もちろん慎也くんもね。
毎回明里のわがまま聞いてくれてありがとう。」


優しい笑顔で私を見る上原のお母さんは、雰囲気から良い人だってわかった。


最初は断ったけど、結局食べさせてもらうことにした私。



上原のお母さんはキッチンに行き、私たちは席に座った。


そして席に座るなり………



「みゃー。」



と、突然猫のような可愛い鳴き声が聞こえてきた。