ーー上原の家は、住宅街の中にある一軒家で、綺麗な外装だった。
中に入ると、中も同じように綺麗で整っていた。
「お邪魔します。」
と少し緊張した面持ちでリビングに入ると、キッチンにすごく綺麗な女の人が立っていて私たちの方を見る。
「いらっしゃい。
ごめんね、いつも慎也くん来てくれて…………
あら?海斗、この綺麗な子は?
もしあして、あんたに彼女………」
「違うから。
こいつ、慎也の彼女な!
それで俺がいつも話してる、毎回勉強教えてくれてるって女だよ。
母さん会いたいって言ってただろ?
だから連れてきてやったんだぜ!」
い、いつもお母さんに話してるの……?
それはそれで恥ずかしいんだけど、それよりも………
やっぱり上原のお母さんであろう人に対しても、学校と同じ接し方をする上原。
「え、うそ……!
あんた、わざわざ家まで連れてきて迷惑に決まってるでしょ!
ごめんね、海斗のせいで巻き込んじゃって…………。
いつも、このバカに勉強教えてくれてありがとうね。全然結果出してないでしょ……?」
どうやらバカなキャラも同じように演じ、お母さんを困らせているようだった。
「い、いえ……!
気にしないでください!」
「母さんひどすぎだろ!
俺は頑張ってんのによー!
結果がついてこないんだぜ?」
この大嘘つき野郎。
できるのにやらないだけでしょうが。
って言いたいのを我慢する。



