ーー「へぇ、上原って平穏な住宅街で住んでるんだね。」
「………逆にどんな偏見持ってたんだよ。」
あの後は微妙な空気が流れ、少し気まずかったけど無事、上原の家の近くまで来ていた。
住宅街を3人並んで歩いていると………
「………あ、明里(あかり)だ。」
と、上原が吐いたのと同時に少し離れたところからこちらに向かって走って来る子供がいた。
だんだん近くに来るにつれ、その子の輪郭がはっきりと見えてきて………
一瞬天使かと見間違えてしまうほど、その子供は可愛かった。
背は低く、髪は肩にかかるぐらいまである。
女子が羨む大きな瞳に綺麗な二重の線が入っており、顔も小さいし肌も白く、頬が少し子供らしく丸くなっていた。
その子供はふわりと可愛い顔で笑いながら…………
「お兄!」
と言って上原に駆け寄った。
な、んだこの可愛い子は……!
上原や須藤くんの言う通り、本当に可愛い。



