人気者の上原はいつも不機嫌




「ご、ごめんね……!
せっかく恋人役をしてくれてるのに……!


じゃあこの話はもうやめよう!」


今は上原に怒る感情がなくなってしまった。



「いや、それはダメだよ。」
「………へ?」



まさかの否定の言葉で、私は思わず間抜けな声が出てしまった。


「肝心の内容はなんだったんだよ。」


今度は上原が私に聞く。


嘘でしょ、内容まで言わないといけないの………!?


そもそも上原に言う必要なくない!?


なんて、言えるはずもなく………


スマホを開き、洸哉のメッセージを見る。



「えーっと、久しぶりって言うのと………


嘘!?やった!
夏休みの中頃に元3年のクラスで集まろうだって!


ね?2人には関係ないでしょ?
特に上原には!」


今でも仲がいい中学3年の同じクラスのメンバーたち。


もちろんその中に夏帆もいる。
あ、だから関係なくはないか。



と、思っていたら………




「関係あるから。
お前、それ絶対行ったらダメだからな。」



「小野田さん。
行かないだけじゃなくて、國崎には俺たちのこと絶対言っちゃダメだよ?」



と、2人にそう言われ驚く私。


な、なんで……!?
まさか須藤くんにまで言われるとは思ってなくて言葉を失った。