人気者の上原はいつも不機嫌





女、絡み……?


「………もしかして、上原が洸哉の彼女に手を出したの!?」



「まぁ、そんな感じ。
想像に任せるけど。」



「はぁ!?最低最悪!!


あんな真っ直ぐで誰にでも優しいし洸哉の彼女を奪ったの!?


その女も女だよね!
洸哉の良さわかってなくてこんな男選ぶなんて……!」



「………へぇ、そんなに國崎のこと庇うんだ。
もしかしてまだ好きとか?」



「もう好きじゃないし未練もありません!
洸哉とはもうただの友達だから!」



だからこそだよ!


上原なんかに洸哉の大事な彼女に手を出すなんて信じらんない。



「………小野田さん。」



その時、須藤くんが私の名前を呼んだ。


私は素直に須藤くんの方を向くと、彼は黒いオーラを放ちながら笑みを浮かべていた。


な、なんか怒ってる………?



「國崎のこと、馴れ馴れしく名前で呼ばないでくれるかな?


今は俺が小野田さんの彼氏なわけだし。」


笑みを崩さず話す須藤くんを、私はただ見つめることしかできない。


それは一体どういう………



あ!そういうことか。


仮にも恋人のふりを演じてくれてるのに、他の男と仲良くしてたらそっち行けよってなっちゃうよね!


でも別にもう私は他人にバラさないから、恋人関係なくしていい気もするんだけど、


私からは言いにくいし………。