人気者の上原はいつも不機嫌




電話ではなく誰かからメッセージが届いており、その相手を見ると……





「國崎、洸哉(くにざき こうや)……?」




私が確認すると同時に上原が私のスマホを覗き込み、見られてしまう。



「ちょっ、人の携帯を勝手に見ないでよ!」


「なんだよ、やましい事でもあるのか?
そいつ男だろ。


いたんだ、男友達。」


いたんだって失礼!


確かにやましいことはない、けど………


こんな私にだって男友達ぐらいいるし、過去に彼氏だっていたことある。


て言っても過去に1人だけ。




だから洸哉は、いわゆる元カレってやつで。




中学2年の最後の方から中学3年の夏ぐらいまで付き合っていた。


告白されたのも、別れを告げられたのも向こうからで


それ以来もう恋愛はいいかなってなんとなく思ってたんだよね。


洸哉とは別れた後は結構気まずかったけど………



高校一年の時に、元中学3年のクラスで集まって遊ぶことになって、洸哉とは同じクラスだったから久しぶりに会った。


その時にようやく普通に話せて、もう一度友達から始めようって連絡先交換して


こうしてたまに連絡を取り合っている。


だけどいちいち2人に説明しなくてもいいだろうと思って、連絡の内容を見ようとしたら…………




突然勢いよく、腕を掴まれた。




私の腕を掴んだのは上原ではなく…………




須藤くんだった。