人気者の上原はいつも不機嫌




それからしばらく経ち、ようやく帰ることになった。


帰り道は私を2人が挟む形になり、初めてじゃないけどイケメン2人に挟まれるのは慣れない。


「あっつい……。」


真夏のような暑さが続き、眩しい太陽が私たちを照らす。


それが暑くてたまらない。


これがしばらくは毎日続くのだから辛いよね。


「お前って本当に女らしくねぇよな。」
「はぁ!?裏ありヘタレのあんたには言われたくないね。」


私が暑いって言っただけでいきなりそんなこと言うもんなの?


「なんだよ、裏ありヘタレって。」


「そのままの意味ですけど?
そもそも女子だって暑いくらい言いますから!」


「そこはいいんだよ。
でも女って普通、男の前だと高い声で言って仕草もわざとらしく可愛くするもんだろ。


でもお前、おっさんみたいな声で暑いって………」


思い出したかのように笑う上原にムッとする私。


「それ、偏見だから!
失礼ね!


第一女におっさんっていう………」


と、私が言いかけた時スマホが鳴った。



今回は上原でも須藤くんのでもなく、私のようで、言いかけた言葉を飲み込むようにしてスマホを見てみる。