人気者の上原はいつも不機嫌




猫も気持ちよさそうに目を細めて私を見つめるから、もう撫でる手を止められないよね!


「あー、猫飼いたいなぁ。」


大人になって一人暮らししたら猫飼おうかな。
いや、絶対飼う!


「………家では飼えないの?」
「うん、親が猫アレルギーだから。」


ここに来る機会なんて、そうそうないし。
だから今日は一生分、猫と戯れるんだ!


と、思っていたら………


「じゃあまた、ここに来ようか。」
と須藤くんが言ってくれたのだ。


「い、いいの……!?
本当に何回も須藤くん誘っちゃうよ!?」


「それは嬉しいなぁ。
だって、ここにきたら猫より可愛いものが見れるし。」


猫より、可愛いもの……?


何だろう。
………あ、もしかして店員さんかな。


「やっぱりさっきの店員さん、落とそうって狙ってたんだ。」


これじゃあ天然タラシじゃなくてただのタラシだね!


なんて思っていたら須藤くんに
「全然違うよ。」と言われる。


え?違うの?