「いい意味で受け取ってくれたらいいから……!
ほら、誰にでも優しい紳士!みたいな。」
「そっか、小野田さんにはタラシと思われてたのか。それにショックだな。」
「だから違うってば……!」
必死な私を見て、須藤くんはまた笑い出す。
「本当に感情が豊かだね、小野田さんって。」
「………え?」
感情が豊か?
そんなこと初めて言われたよ。
いい意味かどうか、聞き返そうとしたらタイミングよくカウンターの近くにいた猫がこちらにやってきたから聞きそびれてしまう。
その猫は私の前に座り、まるで撫でられるのを待っているようだった。
「うわぁ……!
何この子、可愛い……!」
そんな猫を見てたらさっきの疑問がなくなり、猫を撫でることに夢中になってしまった。



