人気者の上原はいつも不機嫌




「こういう感じの猫。」


と言って須藤くんは、みゃーと鳴く可愛い猫を私の方に見せるけど………


「の、野良猫の間違いじゃない?」


うん、全然私と似てないね。
一個も共通点がない。


こんな可愛くて癒しの猫と似てるなんて、絶対須藤くんがおかしいよ。


「野良猫?
それは違うよ。


まあでも、海斗に対してはそうかもね?」


なんて、須藤くんが言うからやっぱり野良猫に似てるのか!と思った私。


「そ、そんな野性的かな……?」
「海斗にだけはそうかな。」


いくら上原だけとはいえ、そう思われてたなんて恥ずかしい。


凶暴的ってこと……?



そんな私をみて、須藤くんは笑った。


「ごめんごめん、言い過ぎたかな。
海斗にだけは小野田さん、強気だから。


俺が言ってるのはこんな感じの飼い猫だから。
まあ野良猫も可愛いのが多いんだけどね。」


その笑顔はどこか楽しそうで、意地悪そうに見える。


もしかして今日同じクラスの女子が言ってた須藤くんがSっ気がある説、結構有力かもしれない………。