「お、怒ってないよ?」
「本当?なら良かった。」
安心したようにまた笑う須藤くん。
本当にずっと笑ってるんだな、この人………。
そんな時、私と須藤くんのちょうど間に一匹の猫が横になった。
小さくて、自分が可愛いとわかってそうなその猫に私は手を伸ばし撫でようとしたら………
須藤くんも私と同じことを考えていたようで、少し須藤くんと手が触れてしまう。
だから私は慌てて手を後ろにやり、その勢いで体も少し距離をとってしまう。
そんな私に抱いていた猫が驚いたのか、私の腕からするりと抜けて離れてしまった。
「なんかごめんね……?」
そんな私を見て、驚きつつ謝る須藤くん。
い、いやいや!
逆に私が謝るところだよ!
「そんな、私こそごめんね?
不注意で触れちゃったから………」
須藤くんはきっと、女の人に触られるのも嫌なはずだ。
「あー、そういうことか。」
私が謝ったことに対して、須藤くんは納得したような顔をした。
どうしたんだろう………?



