「本当はさ、一緒に帰るのが目的じゃなくて小野田さんと寄り道しようって思ったんだ。」
ま、待って…………?
それっていわゆるデートって、やつでは……!?
「わ、私は全然大丈夫なんだけど………」
「じゃあ決まりだね。」
私が須藤くんはいいの?と聞く前にそう言われ、結局聞けなくなってしまった。
無理、してないのかな?
だって私なんか女の最下層といっても過言ではないというのに………!
でもまたそんなことを言って、須藤くんのご厚意を無駄にしたくない。
これも須藤くんなりに気遣ってくれたのだろうと思いながら、私と須藤くんは電車に乗った。



