だから余計に話しにくく、変な沈黙が2人の間に流れながら駅へと歩く。
私のせいでこんな空気に………。
せっかく須藤くんが一緒に帰ろうって言ってくれたのに無駄にしちゃったな。
絶対私といても楽しくないよ。
なんて思いながら心の中でため息をついていたら、須藤くんが沈黙を破った。
「………こんな空気にしたいわけじゃなかったんだけど、うまくいかないな……」
それは小さく独り言のようだったけど私の耳にまではっきり届く。
そして須藤くんが私の方を向いた。
「小野田さん。」
「は、はい……!」
少しかしこまってしまったから須藤くんに笑われる。
「そんなかしこまらないでよ。」
「ごめん……」
恥ずかしくなって顔があつくなり少しだけ俯く。
「この後、時間ある?」
「え……?」
だけど、須藤くんの質問によって私は顔を上けた。



