「………須藤くん、バスケ上手だったから絶対中学でも活躍しててモテただろうね。」
中学生の須藤くんが女子に騒がれてるのを想像するのは簡単だった。
「どうだろう?
でもあんまり思い出したくないかな。」
ここにきて、須藤くんは困ったように笑う。
笑ってるけど、少し冷たいその笑顔を見てこれは触れてはいけないものだと思った。
「ご、ごめん!
嫌なこと聞いちゃったよね……!」
私って本当に何がしたいんだか……。
須藤くんは女嫌いなんだから騒がれるのも嫌に決まってるのに。
「そんな、謝らないでよ。
中学の後半は結構グレてたから、小野田さんにそんな俺は知られたくないなーってだけだから。」
私を安心させるかのように、今度は優しく笑う須藤くん。
気を遣わせちゃったな。



