人気者の上原はいつも不機嫌




「き、聞き間違いじゃないよね……?」


「うん、違うよ。
………俺と2人で帰るのは嫌?」


「ぜんっぜん嫌じゃないよ!?
でも上原はいいの?」


須藤くんと上原、2人で帰ることもあるから………


「逆に海斗がいると困る。


小野田さん、海斗がいるとずっとそっち行っちゃうから。」


そう言って眉を下げ笑う須藤くん。



………え……?



須藤くんは今なんて言った……!?


もしかして私と何か話したいことがあるのかな?
そうなのかな?


そうじゃないとおかしいよね、うん。


「ご、ごめんね……!?
今日は2人で帰ろう!」


「………ありがとう。
じゃあまたあとでね。」


須藤くんは優しく微笑み、先に教室へと入っていった。


私も教室に入り、自分の席に座るけど………



「おーい、小野田。
顔事故ってるぞー。」




一緒に帰ろうと言われたことがまだ信じられなかった。


私と帰りたい、なんて……!
本当にどうしたんだろう?


何かあったとしても、須藤くんの言い方がもうかっこよすぎて………!


「小野田ってば。
プリントまわしてるんだけど?


早く受け取れよー!」


そしたら上原が突然私の机をガタッと揺らし、ようやく我に返る。