人気者の上原はいつも不機嫌




それなら意味が通る。


「うん!
私で良ければ一緒に帰りたい。」


「そんなの小野田さんしかダメだよ。」


また、さらっとかっこいいことを言う須藤くんにドキッとする。


こういうところ、本当にずるいなぁ。


天然タラシ、なのかな?
なら女嫌いでも女の人寄ってくるのは仕方ない。



「あ、でも上原は私がいていいの?
邪魔って言われそうな気がするんだけど……」


「………海斗?
なんでここで海斗がでてくるの?」


「………え?」


なんかお互い話が噛み合っていないみたいで、間抜けな声が出てしまった。


「だ、だって上原と3人で帰るんでしょ?」


「………そんなこと俺一言も言ってないよ?
小野田さんと2人で帰りたいんだよ、俺。」


………え?


私と2人で帰りたいの……?
こんな私と!?



須藤くんは今も変わらず笑顔だったから本心が見えない。