人気者の上原はいつも不機嫌




「何、いきなり。」


「小野田って勉強しかできないのかなって思ってさ。」


人を小バカにするように言う上原の態度に私はイラっときた。


こいつの方が絶対運動できないでしょ!


「こう見えて8秒台なんで。」


少し自慢げに言うと、上原は驚いたように眠そうな目を見開く。


くっきりとした二重の線が見え、さらにかっこよく見える。


絶対目ちゃんと開けてた方がいいのに。


「………うそ、だろ?
俺より速いだと……!?」


その言葉に思わず吹き出しそうになる。


だ、だって………私より遅いとかダサすぎる!


まあでも私は人並みには運動できるんで。