人気者の上原はいつも不機嫌




脅そうと思ったら逆に脅される。


「………なんでこんなやつが人気者なのかな……!」


「そりゃいい顔してるからだろ。
明るく振る舞っとけば人は寄ってくる。」



その上原の言葉を聞いた時、須藤くんの朝の言葉を思い出した。


あそこまで徹底的にやる必要があるのかっていう、須藤くんの言葉。


「………ねぇ、上原ってなんで人気者になろうとするの?もしかして、優越感に浸りたいとか?」


私も不思議に思ったら聞いてみると……


「………んなわけないだろ。
むしろ毎日毎日、俺の周りに人が集まるのがうざいんだし。」


私の予想とは逆の言葉が返ってきた。


え?
うざいって思ってるの……?


「ああやって俺に話しかけてくんの面倒くさいしうざい。


いじられて、それに面白く返すっていうお決まりのパターンをよくみんな笑えるよな。


バカらしい。」


「え、嘘……!
そんなこと思ってたなんて……!


じゃあ毎回心の中では色々思ってるのに顔に出さないってこと?」


「当たり前だろ。
感情を表に出したら俺、怖がられる気しかしねぇんだけど。」


そ、そんなに内心やばいんだ……!