そ、そんなにひどい顔してたかな……?
なんて思っていると………
「あー!真菜たちだ!」
という夏帆の声が聞こえてきた。
どうやら私たちに気づいたらしい。
「早速2人で来てるんだね!
本当に付き合ったんだ……!
おめでとう!」
うう……。
そこまでまっすぐ、輝かしい目で見つめられると……
さっきまでの嫌な感情が吹き飛んでしまう。
「おー!
この2人だとやっぱりお似合いだな!」
せっかくいい気分になっていたのに………
上原の声が聞こえてきて、また気分が下がる。
でも今は夏帆の前だから……
「本当?そう言ってくれて嬉しい!
自信になるよ!」
なんて全く心に思ってないことを口にする私って案外嘘がうまいのかもしれない。
嘘がうまいなんて嬉しくないけど。



