教室に戻るとなぜか由麻も來もいおもこっちを見てニヤニヤしてる
「ん?え、なに...」
.....。少し考えてみる。
うん、わかった。
「どうせ、由麻が変なことゆったんやろ」
「わかってるなら話ははやい!」
來はなんで楽しそうなんだ
「特に何もないよ 言ってるでしょただの幼馴染だって」
「そうだけどさあーー...」
「なんで來がいじけてんの(笑)」
「いじけてないし!」

みんないつもこうやってからかってくる。特に晴と話したりすると。
3人とも周也の事も知ってるのに...
ただただ謎い。

「で?」
話がやっとそれつつあったのに戻してきたいお。やめてください...。
まあ、言ってもいっか。別に隠す必要もないし
「あぁー、なんかマネージャーしてほしいって。今いなくてきついらしい」
「え?!まじで?確か晴はサッカーだよね?ね?サッカー部のマネージャー?!え、イケメン揃いのサッカー部の?!?あの奏多先輩のいる?!」
「...來うるさい。まあそうだよ」
來はイケメンにはうるさくて特にサッカー部の3年生、奏多先輩の事が大好きだ
見かける度にキャーキャーはしゃいでる

確かに奏多(かなた)先輩は顔も凄い整ってて笑うと可愛い感じ、高身長。サッカー部のキャプテンで素人から見てもずば抜けてうまい。その上確か学年トップ3にも入る頭の良さ。
そりゃまあそこまで揃いに揃ってたらモテるわけで。
チャラいって噂もあるけど実は中学から片思いしてる子がいるとかいないとか...
とにかく王子様で有名。


「琉依ちゃん、」
「は、はい!」
びっくりした。話しかけてきたのは隣の席の女の子、愛ちゃん。
「びっくりさせてごめんね、日野くんが呼んでるよ」
愛ちゃんが見る先には周也が。あ、日野くんってのは周也の名字。
「あ、全然!むしろ教えてくれてありがとう!」
愛ちゃんにお礼を言ってから
教室の前で待つ周也の所へ行く

「どした?」
「いや、晴から聞いた?マネージャーの話」
「聞いたよ、今日部活みにいくだけ行く」
「おっけ!一応俺からも言いに来たんだけど、前向きに考えろよ!(笑)」
...周也に言われると迷うんだよなあそれが。ほんと周也には弱い
「あ、それと、今日見に来るんだったら終わりまで待ってて!一緒に帰ろ」
少し照れながら言う周也。可愛すぎかよっ
素直に嬉しい。
「うん!!!まつ!!!」
「おっけ!じゃあまた放課後な〜」
軽く手を振って自分のクラスに戻ってく周也の後ろ姿はみとれるほどかっこいい
ほんと背ーたかいなあ。


自分の席に戻ると
「え、すんの?マネージャー。」
と、少し心配そうに見てくる由麻
「いやまだしないつもり。一応今日の部活は見に行くよ、周也も見たいし。...どした?」
「いや、面倒くさがりの琉依がするのかと思って(笑)」
「見に行くだけよ!(笑)由麻もこない?」
「あー、行きたいけどごめん、今日暁とデート」
「「 は?! 」」
ファッション雑誌に夢中になっていた來といおが急に振り向く
びっくりしたあ。
「來、やっぱ声でかいうるさい(笑)」
「だって!由麻がデートとか聞いてない!!みんなでクレープ行く気だったのに!」
「そーだよ!うらぎり!リア充め!!.....でもまあ、琉依も由麻もいないなら久々に部活出よっかな。」
「あ、そっか、いおは一応バスケ入ってるもんね、一応、」
そう、いおは一応バスケ部に入ってる。あんまいってないみたいだけど。
「え、じゃあ私は?!ぼっちはいや!!」
うんやっぱり声でかいうるさい(笑)
「來ー、もう少し静かに喋って。なんならサッカー部一緒にくる?帰りは一緒に帰れないけど。」
1人で行くのもなんだし、來は奏多先輩見えるし、いっか
「行く!!!!!!!!」
案の定の行く。(笑)

幸せそうに弁当箱を片付けて自分の席に帰っていく來は本当に可愛い
どんだけ奏多先輩の事すきなのって思う
うるさいけど可愛いっていいよなあ
まあ周也も見えるしちょっと放課後が楽しみだ
残りの授業頑張ろっと