_ピピピ、ピピピ
「……ん…」
…朝…
私は、カーテンの隙間から差し込む光をベットの上から見つめる。
昨日決めた決意が揺らぎそうになるのを、私はグッと堪えた。
「………」
ベットから起き上がると、いつもより少し早い時間に設定されたアラームを止める。
_私の、今日が始まる
それはきっと、いつもと違う今日
そうなるって、信じてる。
私はパジャマから制服に着替える。
いつもなら布団でくるまってる時間ですね…
そして、そろそろ蛍くんが迎えに来る時間…
私はチラッと時計を見る。
「……8時…」
…やっぱり今日は…迎えに来ないですよね
迎えに来ないと分かっていても、やっぱり心のどこかで蛍くんを待っている自分がいた。
_『学校いかねぇとか言ったらおしおきな』
「…おしおき、されなくても…わたし頑張りますっ…」
あの話を聞いてから、自分も変われるんじゃないかって、そんな気がして、
私が学校に行けば…
…蛍くんは……
「……私は…」
…蛍くんの喜ぶ顔が見たいです