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だいぶ遅くなっちゃったな…


…けーちゃん大丈夫かな…



それとあの、バブバブしたけーちゃんが、どうか、どうか元に戻っていますようにっ



あれ面白いけど、元に戻すの昔から大変なんだもん。



_ガチャッ



「けーちゃん~、遅くなってごめん~薬買ってきたよ~」


俺は、けーちゃんの部屋のドアを開けて中に入る。



…戻ってるかな?



「…パンツが1つ♪パンツが2つ♪」



…うん、戻ってない。



俺は薬をテーブルの上に置くと、


謎のパンツの歌を歌いながら、ベットの上でぽけーっとしているけーちゃんの元へ、スタスタと歩いて行く。



なんかパンツの歌、歌ってるし、


熱でそろそろけーちゃんおかしくなってるかもしれないので、先に薬を飲んでもらおう。



俺は1人そう納得すると、さっき買った天然水と、薬を手に取る。



「はい」


そしてそれらを差し出すと、なにを考えてるのかわからない表情で、けーちゃんは受け取った。



「…ありがとう」


いつものクールなお顔はどこへやら、


あどけなさ全開の笑顔で、俺にそう言うけーちゃん。



…なんでだろう…なんだかすごく嫌な予感がするんですけど…



その予感は的中したのか、けーちゃんはニッコリと可愛く笑いながら言った。



「お菓子…ラムネ?」



ぬぉぉぉぉっ


「ちがぁぁぁうっ…けーちゃん…もうそこまで来たら俺……俺どうすればいい?!なんかホラーだよ、もうそれ?!」



あぁーっと口に入れて、バリバリお食事しようとするけーちゃんから、俺は薬を取り上げた。



「これは、薬!」


そう言ってから俺は、けーちゃんの口に薬をいれると、その次にお水を少し注いだ。



_ゴク


けーちゃんが薬を飲み込むと、俺はふぅっと肩をおろした。



「……はぁ…」