涼太さんにとっては、なんてことない日でも、私にとっては…
こんな夢みてたことができて、とても嬉しいです。
だから、今日は…
私にとって、とても大切な日です!
涼太さんは少し驚いた顔をした後、嬉しそうに笑ってくれた。
「俺にとっても、大切な日になったよ」
……涼太さんにとっても…
「だって、珍しいんだよ?」
涼太さんはそう言って、目を少し丸くした。
「……珍しい…?」
私は涼太くんのその言葉を理解できず、首をかしげる。
確か、公園で出会った時にもそう言っていましたよね…?
私が首をかしげながらそう呟くと、何か意味ありげな表情で笑いながら、涼太くんは言った。
「けーちゃんが女の子と話してるの」



