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「…む…むり…」
朝ごはんも食べ終わり現在、私達は学校へ向かっています…
結局あの学校行くよね?★(←蛍くんの真似)
の、圧力に今日も負けてしまい、学校に向かっています。
「…なにしてんだよ、歩くのおっそ」
足どりが重い私に、蛍くんが後ろを振り返って呆れたようにそう言った。
…そんな事言われたって…
…蛍くんには分からないかもしれないけど、嫌なものは嫌なんです…
ちなみに、不登校の事はお母さんには秘密なんです。
…だって怒られるのが怖い…から…
…呆れられてしまうかもしれないから
だから蛍くんと出会う前は、
「行ってきます!」なんて言って、一人で公園のベンチにずっと座っていました。
今ではこうして、蛍くんと一緒に毎日学校に行く挑戦をしています。
蛍くんはあるくのおっせぇなぁ←(蛍くんの真似)
と、言いながらも、私にスピードを合わせてくれている。
あ、皆様注意です。
蛍くんはたまに?少しお口が悪くなり、
そして、時々?ニコニコスマイルのドSになってしまいます。
なので、なんだこのドS野郎…と思った方もいらっしゃるとは思うのですが、
蛍くんは決して、根は悪い人ではないんです…多分…
「…らら、お前またなんか妄想してんの」
「えぇぇ?!し、してませんっ?」
ちなみにネガティブ女子、妄想女子、あだ名をつけてくれたのは、
もちろん蛍くんです。
蛍くんがすごく目を細めて、疑いの目で私をじっと見つめてくる。
…あと…蛍くんって…目が綺麗…なんですよね…
…お顔もすごくイケメンなんですけど…
「…てかお前さ」
蛍くんがはぁっと、深いため息をつく。
「へ?」