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「………」
…ど…どうしてこの状況になったのでしょう…
_数分前_
『じゃ、俺行きますね、こいつ重いし』
『あっ…は、はいっ』
…ほんとに学校のこと聞かれなかった…
学年とか組とか、てっきり聞かれるのかと思ってました。
…涼太さんはきっと優しい人なんだろうな…
『…ん~~…やっぱり送っていきます』
一度、背中を向けた涼太さんがまたこちらを振り返り、そう言った。
…へ?
…蛍くんではなく…
…わ、私を…?
涼太さんは、あきらかに私を見てそう言っている。
『い、いえっ…お気になさらずっ』
『…あっ、そうだ』
『じゃぁ、けーちゃんの薬買いたいんでそのついでがてら』
…つ、…ついで?
…それなら…い、いいんでしょうか…?
『ダメですか?』
へっ…
涼太さんは、私の返事を待つように、じっとこちらを見つめている。
…そ、そんなに見ないで下さい~~
『……だ、ダメじゃ…ないです』



