不登校恋愛



__°。。☆

_。☆



「はぁっ…はぁっ…」



「ギリギリセーーフッ」



未輝ちゃんが私をお姫様だっこしたまま教室に入ったから、もう皆は大笑い。



「なにやってんの笑」


「状況が飲み込めないんだけど笑」



みんなの視線が集まって、なんだか恥ずかしい。



でもみんなの笑顔がキラキラしていたから、なんだか嬉しかった。




_キーンコーンカーンコーン



5時間目の授業も終わり、私は2日目最後の授業の準備をしていた。



最後の授業は数学。



眠夜先生にもらった課題もまだ終わっていないし、勉強についていけるように頑張らないとですね。



「……ね、」



「わーっ」



び、びっくりした…



私の机からヒョコッと可愛らしく顔を出しているさくさん。



……い、いつからいたんですか…



やっぱりミステリアスなさくさんは、私をじっと見つめている。



まさかまた絵のモデルの話…?



「さっきも言ったけど、」



「すごいタイプなんだよね」



今までは、その“タイプ”っていう意味が分からなかったけど、


今は絵のモデルとしてだって分かる。



…でも…私なんかでいいのかな?



断る理由もなかったけど、こんなにあっさりおっけーしてしまっていいのかな、なんて迷ってしまう。




「この髪とか、ふわっとした雰囲気とかさ、」



さくさんは、私の髪にそっと手をのばすと、毛先にちょんと触れた。




「やっぱり_」



さくさんが何か言いかけたとき、隣でガタッと椅子の音がした。




「………んな」



……え



「……触んな」