学校には本当にいろんな人がいて、 理解したり、分かりあうのに時間はかかってしまうけど、 きっとその努力は無駄じゃない。 私は3人の背中を見て、自然と笑顔になっていた。 周りで人がたくさん見ていることも、忘れて。 「桜田さんっ、やったじゃん!」 「…はいっ」 目の前に向けられた未輝ちゃんの手のひらに、自分の手を合わせた。 「未輝ちゃんが仲間って言ってくれたの、すっごく嬉しかったです!」 私がそう言うと、未輝ちゃんは少しだけ照れたように頬をピンク色にして、 ニッと無邪気に笑ってくれた。