……?
誰かに名前を呼ばれて振り向くと、そこにはあの時の女の子3人がいた。
昨日、体育が終わった後に話しかけてくれたクラスメイトの女の子たち。
“『なんで蛍くんと涼太くんと一緒にいるの?』”
女の子たちは、昨日そう言って怒ったような顔をしていた。
それを思い出して、グッと体に力が入ってしまう。
「は、はいっ…」
「ちょっと話いい?」
…話?
「はい…」
ここで話せないことなのかなと思い、立ち上がると、未輝ちゃんが私の腕をつかんだ。
…未輝ちゃん?
「ここで話せないようなことって、どんな話?」
未輝ちゃんは女の子たち3人に聞こえるくらい大きな声でそう言った。
女の子たちはピタリと足を止めると、こっちを振り返る。
「あんたに関係ある?」
ピリッとした空気に、思わず手が震えた。
「あるよ」
「私の大切な仲間だから」
……仲間…
未輝ちゃん、そんなふうにおもってくれてたんだ。
……嬉しい
未輝ちゃんは私の腕を離すと、立ち上がった。
「は?仲間ってなに、笑えるんだけど」
「ずっと不登校だったやつが、仲間?」
「蛍くんや涼太くんがいなかったら、ひとりぼっちのくせに」



