近くにいたクラスメイトの子がこっちに集まってきて、
「桜田さんっておもしろいね」
なんて言って笑ってくれる。
……こ、これは夢…
ショートカットの女の子はお腹を抱えて笑っていて、涙目になっている。
「あの…それでよければ…大会まで入部させてくださぃ…」
なんだか皆に囲まれてすごく恥ずかしくて、声が小さくなってしまった。
でもショートカットの女の子はしっかり聞き逃さなかったようで、
ぱぁっと笑顔を輝かせた。
「もちろん!ありがとうっ」
手をぎゅっと握られて、びくっとしてしまったけど、
「私、未輝(みき)!」
「よろしくね~~」
みきちゃんの笑顔が明るくて、可愛くて、
私まで笑顔になる。
「…はいっ!」
「よろしくお願いします!」
…人がたくさん
でも、みんな笑ってる。
私を見て……笑ってる…
お話しできてる…
「……嬉しい…」
涼太くんは少し離れたところで見守ってくれていて、
目が合うと微笑んでくれた。
涼太くんの隣にいる蛍くんは、笑ってくれなかったけど…
やっぱり怒ってるのかな…?
「ねっ、桜田さんって、身長何センチ?」
わわっ
び、びっくりした…
「こらー、男子はすぐそうやって変態発言する!」
「は?!どこが変態発言だよ、身長きいてるだけだろうが」
け、喧嘩?!
「そんなことよりさ、うちらと写真とろうよ」
「はい出ました!女子はすぐ写真とか言う~!」
「はぁー?男子も撮りたいくせに!」
「もちろん撮りますけど!?」
あ……これって、喧嘩じゃないのかも
だって、皆すっごく楽しそうに笑ってるから。



