凛音ちゃんとは席が離れてるから手を小さく振ってから、自分の席に座った。
…ふふ、同じ教室なんですけど
それに教室に入って、普通に自分の席に座っているのがまだ夢みたいです。
これから何度も何度も座って、そのたびにまた嬉しいって感じるんだろうな。
隣には蛍くん、前の席には涼太くん。
少しの時間しか離れていなかったのに、久しぶりに会えたみたいに嬉しい。
……安心します…
私が帰ってきたことに気がついたのか、涼太くんがニッと笑って「おかえり」と言ってくれた。
それが嬉しくて自然と頬がゆるむ。
「どう?楽しかった?」
優しい笑顔でふにゃっと笑って、涼太くんは私に問いかけた。
……はい、
「…とっても!」
とっても、楽しかったんです。
「凛音ちゃんと一緒にパスをしました!」
嬉しくてはしゃいでいる私を見て、涼太くんは眉を下げて笑った。
そして安心したように肩をおろすと、優しい声で涼太くんは言った。
「よかった」
私のこと、心配してた…のかな?
「…ふへへ」
……嬉しい
思わずにやにやしていると、涼太くんが「ね、見て」私の肩をポンッと軽くたたいた。
涼太くんの視線をたどると、そこには頬杖をついてウトウトしている蛍くんがいた。
…か…可愛い…
体育で疲れちゃったのかな?
たまにカクッとおちそうになるのが、とても可愛い。
目は開いてるけど、少ししか開いてなくてもうすぐ閉じてしまいそう。



