。°°。。☆
。°。☆
「「ありがとうございました」」
いろんなことがあったけど、なんとか初めての体育の授業を終えることができた。
今は凛音ちゃんと一緒に、更衣室でお着替え中。
…体育ってこんなに楽しいんですね
着替えながらそんなことを考えていた。
初めての体育はとても楽しかった。
きっとそれは、凛音ちゃんがいたからですけど…
私は凛音ちゃんの方を見て、ふっと微笑んだ。
それにもう今日の授業は終わり。
なんだか1日がとてもはやかった。
公園ですごしていた頃より、ずっとはやく感じる。
でも、クラスの皆とは仲良くなれなかった……
それにあまり歓迎されてないってことも、気づいてる。
どうすれば皆と仲良くなれるんでしょうか…
「桜田さん」
突然名前を呼ばれて振り向くと、3人くらいの女の子たちが私を見つめていた。
その視線はあまり優しいものではなく、ドキッと胸が鳴る。
「…は…はいっ」
「なんで蛍くんと涼太くんと一緒にいるの?」
……え
真ん中にいる女の子が、怒っているような顔をしてそう言った。
なんで…?
蛍くんの彼女だから…
涼太くんと友達だから…
どう言えばいいか分からなくて、どう言っても怒られてしまいそうな気がして、
何も言えずにいると、後ろにいた凛音ちゃんが私の手をぎゅっと握った。
「…ねっ、ららちゃん、さっき担任の先生が今まで休んでた分の課題渡すから、職員室来てって言ってたよ」
えっ、で、でも…
私は自分の目の前にいる女の子たちを見つめる。
まだ話が…
「はやく行かないと、お話し中にごめんね」