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「「ありがとうございました」」



いろんなことがあったけど、なんとか初めての体育の授業を終えることができた。



今は凛音ちゃんと一緒に、更衣室でお着替え中。



…体育ってこんなに楽しいんですね



着替えながらそんなことを考えていた。



初めての体育はとても楽しかった。



きっとそれは、凛音ちゃんがいたからですけど…



私は凛音ちゃんの方を見て、ふっと微笑んだ。




それにもう今日の授業は終わり。



なんだか1日がとてもはやかった。



公園ですごしていた頃より、ずっとはやく感じる。




でも、クラスの皆とは仲良くなれなかった……



それにあまり歓迎されてないってことも、気づいてる。



どうすれば皆と仲良くなれるんでしょうか…




「桜田さん」




突然名前を呼ばれて振り向くと、3人くらいの女の子たちが私を見つめていた。



その視線はあまり優しいものではなく、ドキッと胸が鳴る。



「…は…はいっ」





「なんで蛍くんと涼太くんと一緒にいるの?」




……え




真ん中にいる女の子が、怒っているような顔をしてそう言った。




なんで…?



蛍くんの彼女だから…



涼太くんと友達だから…




どう言えばいいか分からなくて、どう言っても怒られてしまいそうな気がして、



何も言えずにいると、後ろにいた凛音ちゃんが私の手をぎゅっと握った。




「…ねっ、ららちゃん、さっき担任の先生が今まで休んでた分の課題渡すから、職員室来てって言ってたよ」



えっ、で、でも…



私は自分の目の前にいる女の子たちを見つめる。



まだ話が…




「はやく行かないと、お話し中にごめんね」