凛音ちゃん?!
「…一緒にペア、組まない?」
凛音ちゃんは、にっこり笑ってそう言った。
…で、でも
「私なんかでいいんですか…?」
もしかして、1人の私に気をつかって…?
私がそう言うと、凛音ちゃんはなぜかムッとして少しだけ怒ったような顔をした。
凛音ちゃんのこんな表情を見るのは初めてで、びっくりしてしまう。
「…り、凛音ちゃん…?」
「…ららちゃんが、いいの」
そう言う凛音ちゃんの手は、少しだけ震えていた。
それは怒ってるからじゃなくて、
「そうじゃなきゃ、自分からさそわないよ」
確かに凛音ちゃんの勇気だった。
…そっか…
そっか、
「……すごく嬉しいです」
思わず震えてる凛音ちゃんの手に、そっと触れた。
「ありがとうございますっ」
嬉しくて、自然と笑顔になっていた。
私がいいって、
そう言ってくれたことがすごく嬉しい。
出会ってまだ少ししかたっていないのに、凛音ちゃんといると安心する。
凛音ちゃんは安心したように笑って、私の手をぎゅっと握りかえしてくれた。
「そこの2人もはやくボールとってきなさい」
あっ
「は、はいっ」
うぅ、体育の先生…ちょっとだけ怖い…



