私がいないところで、私の話を…
「…嬉しい」
「……嬉しいです…」
ちゃんと笑ったはずなのに、頬に涙が伝った。
こうして学校でご飯の話ができることも、
蛍くんや涼太くんと同じ制服を着て、学校にいることも、
ずっと望んできた私の夢でした。
だから伝えても伝えきれないくらい、嬉しいんです。
幸せなんです。
眉を下げてはにかむ涼太くん。
ちょっとだけ照れくさそうにしている蛍くん。
私はそんな2人を見て、自然と笑顔になっていた。
「…よし、俺がららちゃんのお弁当とってくるよ」
えっ
少しの沈黙の後、涼太くんがそう言って立ち上がった。
「あのっ、私が行きますっ」
私も慌てて立ち上がる。
「大丈夫、大丈夫」
「行ってくるね」
それだけ言うと、涼太くんは走って空き教室を出ていってしまった。



