不登校恋愛




…変なこと言っちゃったかな?




「……蛍くん?」




心配になってそっぽを向いた蛍くんの顔をそっと覗く。




「……バーカ」




?!



なんでバカ?!




「あははっ…けーちゃんはね、」




「他の男子を好きにならないでねって言いたかったんだよ」




涼太くんが笑いを堪えながらそう言った。




……他の男の子を…好きに…



「ならないです」




「私は、蛍くんが大好きですから」




自然と頬が緩んだ。



そっぽを向いていた蛍くんが、やっとこっちを向いてくれた。




「……俺も」




頬を少しピンク色に染めて、蛍くんはポツリとそう呟いた。




……か…可愛い…



こんなにクールな見た目をしているのに、蛍くんは照れた顔をする。



大好きな蛍くんをじっと見つめていると、可愛らしい声が涼太くんを呼んだ。



「涼太くん!今日カラオケいこーよ!」




腕をがしっと掴んで、上目遣いで涼太くんを見つめる女の子。



…すごく女の子っぽくて可愛い




周りにはすぐに人が集まってきて、蛍くんも涼太くんも皆に囲まれてしまった。



わわっ




「ごめんね、今日は部活なんだ」