いつもとは違う場所だけど、ふたりの会話はいつも通りで、ちょっとだけクスッと笑ってしまった。
私が席につくと、先生が授業を再開して、なんとか一時間目の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
_キーンコーンカーンコーン…
「!!」
その音がとても久しぶりで、ちょっとだけびっくり。
……チャイムの音
す…すごく学校っぽいですっ
皆からすれば変人だけど、ずっと学校から離れていたせいで、
ちょっとのことでも嬉しくて感動してしまう。
チャイムが鳴ると、「ポテトーー」といいながらどこかへ走っていく人や、
友達とお喋りしている人がいて、思わず口がポカンと開いてしまった。
「………わぁ…」
……これが、高校生…
「…おい、」
「はひっ」
私のほっぺを片手で持ち上げたのは蛍くん。
「……他の男は見んなよ」
……へ?
…蛍くん、
「この教室に男の子はたくさんいるので、必ず視界にはいっちゃいます」
「見ないようにするなんて、できません」
私がコテッと首をかしげると、蛍くんは照れたように私から手を離してそっぽを向いてしまった。
……あれ?
「ぶはっ」
少しの沈黙の後、涼太くんが堪えられなくなったかのように笑った。



