不登校恋愛




「…今さら来んなよな」




……あ、



突然聞こえてきたそんなトゲトゲの言葉。



…そう…ですよね…




“『不登校の人をよく思わない人はたくさんいる』”



_『だけど、』




“『…そんな人ばかりじゃない』”




蛍くんが私にくれた言葉。



そんな人ばかりじゃない。



……分かってても、やっぱりグサッとささります…




「…とりあえず席に座んなさい、授業始めんぞ~」



ずっと黒板に立ち、何も言わなかった担任の先生が、チョークを右手にそう言った。



そっかっ、今は授業中でした~っ



私のせいで…皆の授業の時間を減らしてしまいました…



担任の眠夜先生。



眠夜先生とは何度かお話をしたことがある。



この学校で話したことがある先生は、眠夜先生だけ。



もちろん担任だからっていうのはあるかもしれないけど、この人からは何か優しいものを感じる。



言葉ひとつひとつが相手のことを大切にしているってことが伝わるような、



そんな優しい人。



大人で、でも子ども心もあって、私は知らないけど、きっと生徒から人気があるんじゃないかなって思ってる。




「らら、こっち」



蛍くんに名前を呼ばれてハッとした。



蛍くんの声がした方へ視線を向けると、ある席を指差していた。



………え…



そこが私の席…ですか?



「桜田~はやく座んなさい」



「…それと、」



先生とやっと目が合った。





「よく頑張ったな」