…でもなんか…ふっ
「…ふふっ」
あの先生の喋り方を思い出すと笑ってしまいます…
し、失礼なのは分かってますっ
分かってるんですけど…
「またなんか妄想してる?」
えっ?!
後ろから耳元でボソッと呟かれて、思わず振り返った。
振り返ると、蛍くんがニヤッとした顔で私をじっと見つめていた。
「してませんっ」
ど、どうして蛍くんは私の小さな変化にも気がつくんですか…
だからいつも恥ずかしいのは私だけで…
蛍くんの弱点…何かないかな?
あれっ
私、今すごく失礼なこと考えてたっ
でも蛍くんの弱点…
すごく知りたいです…すみません蛍くん
そんなことを考えていると、1年1組の教室が見え始めた。
私たちの教室はその先の1年2組だから、ここを通らないと教室には入れない。
ちょっとだけ1組を覗いてみると、皆それぞれ自分の席に座ってちゃんと授業を受けていた。
……わぁ…
私が公園で過ごしていた時間は、皆にとってはこうして授業を頑張っていた時間なんですね。
感動している暇もなく、もう2組の教室が見えてきた。
…ここに今から……
「…っ…」
私は、息が乱れそうになるのを必死に堪えた。



