しばらく走った後、やっと止まったのは校舎裏のような場所。
3人並んで壁に背をつけた。
「はぁっ…はぁっ…」
…つ、疲れた
あんなにさっきから走っているのに、やっぱり二人は余裕のようで、私だけが肩で息をしている。
私の体力がおばあちゃんくらいなのかな?!
それとも二人がすごいの?!
どっちですか?!
そんなことを心の中で考えていると、涼太くんが「ふっ」と堪えきれなくなったかのように笑い始めた。
「これで見つかったら、3人一緒にお説教だね」
お説教!?
それってダメなことなのでは…?
涼太くんは目に涙を浮かべながら笑っている。
「笑い事じゃねーよ」
蛍くんもそう言いながら、プルプルと肩を震わせて笑っている。
「だって、ららちゃんにとっては学校初日でしょ…?」
「初日から職員室で怒られてる人見たことある?」
涼太くんは自分で言ったのに、自分でツボに入って笑っている。
「入学式に、耳にピアスつけて金髪で学校来たやつくらいしか知らねぇ」
え?!
私はその方と同じですか?!
蛍くんも自分で言って、自分で笑っている。



