「…へへっ…」
「はいっ」
とっても、よかったです!
どんどん歩いていくうちに、同じ制服を着た高校生がたくさん見えてきた。
あっちにも、後ろにも前にも、遠くにも。
私の心臓がドクドクと速くなった気がした。
__怖い
「涼太くんおはよ~っ、…って、その子誰?」
涼太くんに嬉しそうに声をかけたその女の子は、私を見ると不機嫌そうにそう言った。
「秋(あき)ちゃんおはよ~、この子は、桜田 ららちゃん!よろしくねっ」
涼太くんは私の自己紹介をして、ニコッと笑う。
…ど、ど、どうしよう…
何か言った方がいいのかな…?
この状況が怖くて、手と足が震える。
さっき凛音ちゃんと話せたんでしょ、だから…
だからきっと今度も大丈夫…!
勇気を出して口を開けた時、
あきちゃんという人の隣にいた女の子が、私を見てトゲのある笑顔を向けた。
「なんかあたしたちのこと見てびびってんだけど、あたしたちなんかした?笑」
…お、怒らせちゃった…?
そして、冷たい目をして言った。
「そうやって、ただ黙ってるだけのやつ、まじで嫌いなんだわ」
それだけ言うと、二人ともスッと私たちから離れて歩いていってしまった。
「………」
“『そうやって、ただ黙ってるだけのやつ、まじで嫌いなんだわ』”
頭から離れないあの子の言葉。
どうしてそんなこと言うのって悲しむより、
……あの子の言った通りだなって、そう思った
「…とりあえず近くの公園いかねぇ?」
蛍くんのその言葉に、私は俯いたまま頷いた。



