私ちゃんと話せてる…
話せてます!
嬉しくなって、蛍くんと涼太くんを交互に見上げると、よかったって言わんばかりに力強く頷いてくれた。
りのんちゃんの視線が一瞬、私たちが繋いでいる手に向けられた気がしたけど、
りのんちゃんは何も言わなかった。
…手…離した方がいいのかな
こうして、涼太くんや、りのんちゃんがいる前で手を繋ぐってどうなんだろう…
どうしよう…
初めてのことだから分からない
……どうしよう
こうしている間にも、涼太くん、りのんちゃんは前で横にならんで楽しそうに話をしている。
「…いっておいで」
その時、蛍くんの手がパッと離れていった。
そして蛍くんは、私の背中をトンッと軽くおした。
「りょーた、俺の冷蔵庫にあったプリン…お前食ったな?」
「え、なんのことか_」
「…ちょっと、こっちこいや」
グイッ
「ぎゃぁーー」
蛍くん…私がりのんちゃんと話すために…
…ありがとうございます
そして涼太くん…ごめんなさい
涼太くんは蛍くんに頬をぐにーっとひっぱられている。
蛍くんのニコニコスマイル、久しぶりに見ました。
「…あの、お名前なんて言うの?」



