__°。☆


_°。°




__いつも、朝が来るのが怖い



だから眠れない日もあるし、涙が出ちゃう夜もたくさんあるんだ。



_学校に行くのが怖い



行きたいのに怖くて、人の視線が怖くて、


ちゃんと息もできないくらいパニックになって、



そんな私が_



「お母さんおはよう!」



自分で布団から飛び出して、朝を迎えるのはいつぶりだろう。



お母さんは目を丸くしてから、ふっと目を細めて笑った。



まるで幸せに浸っているかのような、そんな柔らかい笑顔だった。



学校に行けるかなんて、自分でも分からない。



でも…


「おはよう、今日は自分で起きてえらいわね」



でも、私なりに前に進みたい。



蛍くんや涼太くんと一緒に、学校で笑いたい。



今までたくさん迷惑をかけたから、私が学校へ行って喜んでほしい。



そんな気持ちが、一緒に過ごすうちにどんどん大きくなっていった。



「お母さん、お弁当いつもありがとう」



それにもう、



…大好きな人に、嘘をつきたくない



「なに?急に改まっちゃって、いいのよ」


お母さんは照れたように笑った。


「さ、朝ご飯食べなさい」



「…うん」


手は少し震えてるけど、きっと今日こそ…学校に…



_ピンポーン


「あら、蛍くんじゃない?あ、涼太くんもいる」