特に用事があるわけでもねぇし…
そんなことを考えていると、一階から母さんの大きい声が聞こえてきた。
「けーいーっ、いつまで寝てるの?ちょっとコンビニでバナナ買ってきてーー」
あぁ、バナナね……ん?…いや、…は?
…まだ7時すぎなんすけど…
なんでバナナ…
「っ…」
涼太はプルプルと震えながら、何かを堪えているようだった。
「……笑っていいよ」
俺がそう言うと、涼太は堪えきれなくなったかのように笑った。
「ぶっあははっ…」
「けーちゃんがっ…朝からバナナのおつかいっ…」
笑えよっつったけど、やっぱなんかムカつくな…
「やっぱりお前、全裸で帰れよ」
「なんで?!」
……なんで俺がこんな朝早くからバナナ買いに行かなきゃなんねーんだ…
俺は深いため息をついた後、パジャマを脱ぎ始めた。



