俺の声が届いたのか、涼太は後ろを振り返った。
『わかったーっ』
その言葉を聞いて少しホッとした。
8時も早い気がするけど、7時よりましだわ。
俺は呆れたように、はぁっとため息をついた。
『あと、そんな大きい声出したら、近所迷惑だよーーっ』
…お前が言った今の声も、だいぶ近所迷惑だよ
__そんで昨日わかったっつったのに…
俺は自分の部屋で、くつろいでいる涼太を上から見下ろす。
……結局7時にきてんじゃねーかっ
こいつ人の話聞いてんのか?!あ?!
「…そんなに俺のこと見つめちゃって…惚れちゃった?」
なんのキャラだよ、それ
「あははっ、なわけあるか、もう帰れお前、全裸で」
「…けーちゃん顔、顔がびっくりするぐらい笑ってない」
…あー…まだ眠い…
俺はボフッとベットに寝転がる。
…まだパジャマだし
「こんな朝から何すんだよ」
涼太は俺の家が好きみたいで、学校が休みの日もこうしてよく家に遊びに来ることはあった。
だけど、こんな朝早くから強引に来ることはあまりない。
涼太はそんなことするやつじゃないしな。
…だから今日は、なんか大切なもん話そうとしてんじゃねーかって、かってに思ってる
瞳を見つめて、じっと言葉を待っていると、涼太はどや顔で言った。
「一緒に寝る」
_ベシッ
「自分の家で寝てろ、バカ涼太」
…まじでなんなんだよ
ほんとにそれだけかよ
「…はぁー、まぁいいけど」



