少し向こうでは、ららとららのお母さんが楽しそうに話をしている。
…みんな、楽しそうでよかった
まぁ、涼太は泣いてっけど…
“もう、大丈夫だね”
そう言った涼太の表情は、とても嬉しそうで、
少し寂しそうだった。
「…月曜日から、お前も一緒にららを迎えに行くだろ」
素直に「一緒に行こう」と言えない俺は、こんな言い方でしか表せないけど…
そんな離れてくみたいな言い方すんなよ
なんつーか…
……これからも一緒にいろよ
「…うんっ」
涼太が嬉しそうに笑うから、俺まで自然と笑顔になる。
「けーちゃん大好き~~」
涼太が、力強くぎゅっと抱きついてきた。
…お前は俺の彼女かよ…