蛍くんの低くて優しい声が、胸の奥に響いた。
「ドキドキするし、ららのこと、いつも気がついたら考えてる」
…これは…夢…?
いつもの私の妄想…?
「………」
…違う、
蛍くんの瞳はあいかわらず綺麗で、真剣に私を見つめている。
……夢なんかじゃない
なにも言えない私に、蛍くんは優しく笑った。
「……いきなりわるかった」
「あ~、しかも誕生日なのに泣かせちまった…俺なにしてんだ…」
蛍くんは後ろ髪をわしゃわしゃすると、机の上にあったティッシュを、私にそっと渡してくれた。
まだ何が起こったか頭の整理が追いついてないけど、
「…私も、」
「私も蛍くんが大好きですっ」
私も蛍くんが大好き
「不器用で、」
「優しくて、」
「いつも不機嫌そうで、」
「照れると可愛くて、」
「ネガティブな私をいつも、迎えに来てくれる」
「…そんな蛍くんが、大好きですっ」



