「………え…」
おめでとう…?
わたし今日…
「誕生日?!」
そういえば私、誕生日でした!!
「忘れてただろ?」
蛍くんはバカにしたようにそう言った。
「…はいっ…忘れてましたっ…」
みんなが私をお祝いしてくれるなんて…
どうしよう、嬉しすぎて…
「あははっ、泣いちゃった」
涼太くんがそう言って、優しく私の頭を撫でた。
「泣いたらまた、目はれる」
蛍くんはそう言いながらも、涙をそっと拭いてくれた。
「ららはいつも、自分の誕生日わすれるんだから」
お母さんはそう言ってふっと笑う。
髪の毛の上にたくさん乗ったキラキラが、ひとつヒラリと落ちた。
星形のキラキラ。
……かわいい…
「…ありがとうっ…ございますっ…」
「幸せな…幸せすぎる誕生日です…」
蛍くんが涙を拭ってくれるけど、ポロポロと溢れて止まらない。
「…俺、服びちょびちょになる…らら」
蛍くんは、呆れたように、でも優しさを含んだような笑顔で笑った。
「ららちゃん見てっ、」
「くまちゃんだよーー」
……へ?



