すると蛍くんは、逸らしていた目線を再びこちらへ向けた。
その真剣な瞳にスッと吸い込まれてしまいそう。
_ニコッ
ひぃっ…
な…なんで今…ニコニコスマイル?
「ららは可愛いなぁって、言いたかっただけ」
…絶対にさっき言おうとしたこと、それじゃないですよね?!
蛍くんが、私にどんどん近づいてくる。
聞いてしまった事の後悔なんてもう遅くて、蛍くんはもっとこっちへ近づいてくる。
_ドン
…こ、これは…
…壁ドン?!
近くにある顔が綺麗すぎて、思わず視線を逸らす。
「…こっち見ろよ」
私が目を逸らすと、蛍くんはいつもより低い声でそう言った。
しかもこれは…
…顎クイ…ですか?!
…映画などで見たことある…あ、あれですね…
蛍くんは、映画のヒーロー役にぴったりだと思いますっ
それはもちろん…
ドSの役でっっ
「…け、けぃくん近い……近いです…」
蛍くんは私の焦る姿を見て、「ふっ」と笑った。
「かーわい」
~~~っ
…ぜ、
ぜったいっ、蛍くん面白がってますよねっ



