不登校恋愛



私は手の隙間から、蛍くんの顔をチラッと覗く。



…い…今…どんな顔して…



蛍くんはサラサラの髪を揺らして、首を少し傾げて言った。



「その照れて、真っ赤になった顔、見せて」



…へ……へ?!


蛍くんはそう言いながら、私の腕を優しく掴んだ。


「ひっ…」


そして、顔を隠していた手をどかされて、蛍くんとしっかり目線が合う。


「…っ…」


ち、ちかぃっ…


私が慌てていると、蛍くんは眉を下げて、綺麗な瞳を優しく細めながら言った。



「……よく頑張りました……」



__ぽん


頭の上に優しく乗っけられた、大きな手。



…蛍くんの手…


…大きい…



とても安心する温もりに、思わず涙が溢れそうになるのを、私はグッと堪える。



蛍くんのことやっぱり、ずっとどこかで怖いって思っていました。


でも今は…


…全然怖くありません…



もう…怖くありません…



その奥にある、溢れるほどの優しさを知ったから。



初めて会った日_



_『…大丈夫か』



この一言が、私にとって…



「………」



……暗闇の中に射し込んだ…



…光です