たくさんの女の子をかき分け、やっと講義室に着いた。
つばさくんと一緒に同じ席に座る。
「つばさくん、卒論決まったの?」
「んー…」
とても眠そうにしている。
相当疲れているんだろうなぁ。
そんな姿を見た女の子たちが、「かっこいいね」と騒いでいるのが聞こえてきた。
そんな声を遮るように、つばさくんはイヤホンをして、スマホを触り始めた。
そして同じタイミングでわたしのスマホが鳴る。
【今日は一緒に帰れるから、美容室を紹介するね】
つばさくんからのLINEだった。
【うんっ!楽しみにしてるね!】
という文字と、可愛いウサギのスタンプで返信をした。
つばさくんと一緒に帰るのは、3年生の文化祭以来。すっごく楽しみ!
